クラシックはあったけど、JAZZ×青春モノってなんだか新しい!
今回見たのは性格も境遇も、全く別の2人が音楽を通じて友情を紡いでいく青春アニメーション。『のだめカンタービレ』でおなじみ、渡辺信一郎(監督)×菅野よう子(音楽)が再び手を組んだ今年注目の作品、『坂道のアポロン』(もう今更ですが・・・)
あらすじなど、詳しく知りたい方は公式ページへ
全12話で構成され、1つ1つのタイトルにはJAZZの曲名が使われています。
タイトルは以下の通り。知っている曲ばかり!という方もきっと多いのではないでしょうか。
#1 モーニン(Moanin')
#2 サマータイム(summertime)
#3 いつか王子様が(Someday My Prince Will Come)
#4 バット・ノット・フォー・ミー(But not for me)
#5 バードランドの子守唄(Lullabys of Birdland)
#6 ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラブ・イズ(You don't know what love is)
#7 ナウズ・ザ・タイム(Now's the time)
#8 ジーズ・フーリッシュ・シングス(These foolish things)
#9 ラヴ・ミー・オア・リーヴ・ミー(Love me or leave me)
#10 イン・ア・センチメンタル・ムード(In A Sentimental Mood)
#11 レフト・アローン(Left Alone)
#12 オール・ブルース(All Blues)
話の内容とタイトル(曲名)がちゃんとリンクしているという手の込みよう。
毎回始まる前に「今回はこんな話かな?」と想像するのも楽しみの1つ。
さてさて、実際に見てみて。。。
まず、私にとって楽器を演奏するというのは、難しくてつまらないものでした。
小学校で習うリコーダーや鍵盤ハーモニカ。楽譜は読めるけどやっぱり苦手で、最初にルビを振らなきゃいけなかった。最後に楽器を触ったのは中学のリコーダーのテスト。楽譜に忠実に吹けば高得点が。そうでなければ減点になる。学問で言う「音楽」とは、学校で習う英語のような「間違ってはいけない、こうでなくてはいけない!」という正確さが問われるもの思っていて、そこに楽しさは微塵もありませんでした。
そんな私にこの作品が教えてくれたのは、音楽(JAZZ)はきれいに演奏しようとせず、身体で感じるままに弾くことが大切だということ。「最初から複雑なことをしようと思わなくても良い。」第2話で、クラシックをずっと習ってきた主人公の薫が、アドリブを利かせるJAZZセッションが思うようにできずに頭を抱えていました。その時のトランペッター・淳一からのアドバイスです。
JAZZには、その時にしか生まれない音楽がある。その時のメンバーや、感情、自分そのものが音楽を通じて混ざり合ってできる、唯一無二の音楽が。それが人を魅了するんだということに気付かせてくれました。それもきっとJAZZだけじゃない。 もちろん基礎は必要だけど、学生時代以来、楽器にほとんど触れてこなかった私に「ちょっとやってみたい」という気にさせてくれました。
あとストーリー的には、なんともあからさまな恋のすれ違いがムズ痒くて面白い!笑
少女コミックにカテゴライズされるからか、その辺はかなりベタというか、醍醐味として楽しめます。いやー久々にドキドキしたっ!( ´艸`)いやーわかがえったー
JAZZ好きだけでなく、音楽を愛するすべての方。そうじゃない方にも発見や気づきのある作品だと思います。是非一度ご覧あれ!
それにしてもアニメを見るのなんて・・・ケロロ軍曹ぶり?というか3年ぶり?
海外ドラマとかのシリーズものはハマってしまうのがイヤだから今まで一切見てこなかったけど、
これを機に、み、見始めちゃうかも。
と、止まらないかも・・・(@ ̄Д ̄@;)
ではーん
かのーん
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『坂道のアポロン』を見た!見た!もう見た!?
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